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介護の基本:介護福祉士の役割・倫理・安全

介護の基本(介護の基本)· 教材

介護の基本 · 更新日 2026年10月30日

介護の基本の領域では、介護職の土台が問われます。介護福祉士とは何か、どのような倫理に縛られるのか、多職種チームの中でどう働くのか、そして利用者と自分自身の安全をどう守るのかということです。必ず押さえたい用語は、名称独占、守秘義務、スタンダードプリコーション(標準予防策)、ボディメカニクスです。

目次

介護福祉士の役割と位置づけ

介護福祉士は国家資格であり、国家試験に合格した者だけがこの名称を使うことができます。これを名称独占といいます。重要なのは、これは業務独占ではないという点です。介護そのものの業務は他の職種も行うことができ、法律で守られているのは名称の使用だけです。

業務には、食事・入浴・排泄の介助などの身体介護、調理や清掃などの生活支援、そして介護家族への支援と相談が含まれます。在宅サービスのケアプランは、介護福祉士ではなく、介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成します。

職業倫理と秘密保持

職業倫理は、日本介護福祉士会の倫理綱領に定められています。利用者の尊厳の尊重、差別のない平等なサービスの提供、プライバシーの保護、自己研鑽の継続です。利用者の個人情報を漏らしてはならず、守秘義務は仕事を辞めた後も続きます。

ケアのためにチーム内で情報を共有することは正当な利用に含まれますが、必要最小限にとどめます。サービスチーム以外の第三者に情報を提供する場合は、利用者の同意が必要です。

職場の安全:感染と腰痛

感染予防の柱はスタンダードプリコーション(標準予防策)です。すべての利用者について、血液や体液は感染性があり得るものとして扱います。最も重要な対策は手指衛生であり、接触の前後、手袋を外した後、排泄物を取り扱った後に行います。

腰痛を予防するためにボディメカニクスを活用します。足の支持基底面を広く取り、腰ではなく膝を曲げ、荷重を身体に近づけ、ねじる動作を避けます。また、スライディングボードやリフトなどの福祉用具を使い、重い移乗は2人で行います。

リスクマネジメントとチームワーク

ヒヤリハットは、けがに至らなかった場合でも報告し、チームで共有しなければなりません。小さな報告の積み重ねが大きな事故を防ぎます。事故が起きた場合は記録し、管理者へ事故報告を行い、個人を責めるのではなく、原因と再発防止を話し合います。

よい介護はチームアプローチです。介護福祉士は、看護師、医師、リハビリテーション専門職、ケアマネジャーと、それぞれの専門性を生かして協働します。医行為は介護の範疇ではなく、限られた例外は、研修を受け登録した認定特定行為業務従事者による喀痰吸引と経管栄養だけです。

重要用語

名称独占名称の独占(業務の独占ではありません)
守秘義務利用者の秘密を守る義務
倫理綱領介護福祉士の職業倫理の規範
介護支援専門員ケアマネジャー:介護サービス計画を作成します
チームアプローチ多職種チームによるアプローチ
スタンダードプリコーション感染予防のための標準予防策
ボディメカニクス腰痛予防のための身体の使い方
ヒヤリハット共有すべきヒヤリとした出来事(ニアミス)
地域包括ケアシステム地域で支える包括的なケアの仕組み

試験によく出るポイント

この分野の練習問題

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